一目で分かる！Flesh and Blood(FaB)のキーワード能力一覧と頻出の能力を解説

• FaBのキーワード能力って何？
• キーワード能力の効果的な使い方は？
• FaBのキーワード能力一覧が見たい

日本語版も続々と販売され、人気急上昇中のトレーディングカードゲーム、Flesh and Blood (FaB)。

洗練されたゲーム性やルールは多くの人を魅了していますが、FaB特有のルールがプレイを難しくしている一面もあります。

FaBを始めた初心者の方がつまずくものの一つがキーワード能力。

この記事では、FaBのキーワード能力一覧と頻出するキーワード能力の代表例について解説。

キーワード能力を把握しておけば、プレイ中にルールが分からずに混乱することを防げるようになるでしょう。

この記事を活用すれば、一つひとつ検索する手間も省くことができます。

Flesh and Blood(FaB)のキーワード能力とは？

FaBのキーワード能力は、カードの効果や能力を表すキーワードのことを指します。

カードのテキストボックスに太字で書かれており、文末の ( ) で説明が加えられますが、一般的なキーワード能力の場合、カードによっては説明が省略されることも多いです。

上記の押し潰しというカードの場合、「圧倒」というキーワード能力を持ち、「これは2枚以上の手札のカードで防御されない」と説明があります。

一方で、濁った水というカードの場合、記述されているのは「圧倒」だけです。

このように、効果・能力としてはどちらも同じですが、テキストボックスのスペースの都合やキーワード能力の出現頻度などによって説明は省かれるため、慣れていない初心者によっては分かりにくいことがあるでしょう。

フレッシュ&ブラッド(FaB) のキーワード能力一覧

それでは、FaBのキーワード能力についてアルファベット順の一覧で解説していきます。

また、厳密にはキーワード能力ではありませんが、プレイを進めていく中で初心者がつまずきそうな語句についてもまとめていますので、必要に応じてご参照ください。

英語	日本語	効果
Arcane Barrier X	秘術防壁 X	あなたが秘術防壁を受ける場合、をX支払うことで、そのうちX点を軽減してよい。
Battleworn	戦傷	戦闘チェインが閉じたとき、これが防御していた場合、-1カウンターを1個上に置く。
Blade Break	刃壊	この戦闘チェインが閉じたとき、これが防御していた場合、破壊する。
Blood Debt	血の債務	これがあなたの追放ゾーンにある間、あなたの終了フェイズの開始時、を失う。
Boost	ブースト	これをプレイする追加コストとして、デッキの一番上のカードを追放してよい。それが機械技師のカードであった場合、これは続行を得る。
Channel ◯◯	◯◯の導き	あなたの終了フェイズの開始時、これに流動カウンターを1個置く。その後、これの上の流動カウンターの数だけあなたのピッチゾーンの◯◯・カードをデッキの一番下に置かない限り、これを破壊する。
Charge	注入	手札のカードを1枚、表向きにヒーローカードの下に置く。
Combo	コンボ	この戦闘チェインの1つ前のアクションを参照する。
Contract	契約	〜〜を契約している。あなたがこの契約を1回達成するたび、「銀貨」トークンを1つ作成する。
Crush	ー	ダメージを4点以上与えたとき、効果が発生する。
Decompose	腐解	あなたの墓地の大地・カード２枚とアクション・カード１枚を追放すると、追加効果を得る。
Dominate	圧倒	これは2枚以上の手札のカードで防御されない。
Ephemeral	仮初め	これはゲーム開始時はデッキに入らない。 これがいずれかの墓地に置かれる場合、代わりにこれをゲームから除外する。
Essence of ◯◯	◯◯の真髄	あなたのデッキに◯◯のカードを入れてよい。
◯◯ Fusion	ー	これをプレイするための追加コストとして、あなたは◯◯カードを手札から公開してもよい。
Go again	続行	アクションを使用したときに、アクションポイントを1つ回復する。
Heave X	ー	あなたのエンドフェイズ開始時に格納庫が空であればこのカードを手札から公開し、をX支払い格納庫に置く。その場合、Seismic SurgeトークンをX個生成する。
Intimidate	威嚇	対象のヒーロー1人は手札のカードを1枚ランダムに裏向きで追放する。終了フェイズの開始時に、そのカードをオーナーの手札に戻す。
Material	素材	このカードが配置物の下にある間、効果が発生する。
Mentor	ー	若者のヒーロである場合、デッキに入れることができる。 格納庫に伏せられているとき、自分のターンの開始時に表向きにする。
Mirage	ー	幻術士でない6以上の攻撃を防御したとき、これを破壊する。
Opt X	選択 X	自分のデッキの上からX枚を見て、望む順番でデッキの上もしくは下へカードを置く。
Overpower	凌駕	これは2枚以上のアクションカードで防御されない。
Phantasm	幻影	幻術士でない6以上のカードに防御されたとき、これを破壊し戦闘チェインを閉じる。
Piercing X	貫通 X	これが装備品に防御されている場合、これは+Xを得る。
Quell X	ー	次にヒーローが受けるダメージをX軽減するために、X支払っても良い。そうしたならエンドフェイズの開始時にこれを破壊する。
Rupture	ー	このカードがチェインリンク4以上でプレイされたとき、効果が発生する。
Reload	再装填	あなたの格納庫にカードがない場合、あなたは手札のカードを1枚裏向きに格納庫においてよい。
Reprise	ー	そのチェインリンクでディフェンスプレイヤーが防御のために手札からカードを使っていたなら効果が発生する。
Rune Gate	ルーン門	あなたがこのカードのコスト以上のルーン陣をコントロールしているなら、あなたはこれを追放ゾーンからを支払うことなくプレイしてもよい。
Solflare	陽火	このカードが注入(Charge) されたとき、効果が発生する。
◯◯ Specialization	◯◯ 特化	これはあなたのヒーローが◯◯の場合にのみデッキに入れることができる。
Spectra	光彩	攻撃の対象となったとき、これを破壊し戦闘チェインを閉じる。
Spellvoid	呪文虚壁 X	あなたが秘術ダメージを受ける場合、これを破壊しそのダメージのうちX点を軽減してよい。
Stealth	隠密	このキーワードは能力を持たない。 隠密を対象に効果を付与するカードがある。
Surge	逆巻	カードテキストにある秘術ダメージよりも多くダメージを与えたときに追加効果を付与する。
Temper	焼き戻し	戦闘チェインが閉じたとき、これが防御していた場合、-1カウンターを1個上におき、その後が0の場合、破壊する。
Wager	賭け	攻撃のチェインリンクが解決された時、攻撃がヒットした場合はその攻撃と効果をコントロールするプレイヤーが賭けに勝ったものとみなされ、そうでない場合は他のプレイヤーが賭けに勝ったものとみなされる。
Ward X	結界 X	あなたがダメージを受ける場合、これを破壊することで、そのダメージのうちX点を軽減する。

代表的なFaBのキーワード能力を解説

キーワド能力の一覧をご覧いただきましたが、代表的なキーワード能力についても解説します。

ここで取り上げるものはプレイ中で出会う頻度も高いため、ルールを理解するとともに、効果を上手く活用できると良いでしょう。

続行 (Go again)

まずはキーワード能力で最も出現頻度が高い「続行(Go again)」です。

FaBでは、アクションカードをプレイするためにはアクションポイントが必要になります。

通常アクションカードをプレイするとアクションポイントはゼロになりますが、続行を持つカードの場合はアクションポイントが回復します。

続行を組み込むことで、連続して大きなダメージを与えることができます。

圧倒 (Dominate)

「圧倒 (Dominate)」もFaBの中では、登場することが多い能力の一つ。

2枚以上の手札のカードで防御されないため、相手のライフを大きく削るのに役立ちます。

攻撃力を高めた上で、圧倒の効果を持つ攻撃をすれば相手と大きな差をつけることができるでしょう。

また、似たようなキーワード能力に「凌駕(Overpower)」がありますが、こちらは2枚以上のアクションカードで防御されない能力です。

結界 (Ward)

「結界(Ward)」は、自分がダメージを受ける場合に、結界を持つカードを破壊してダメージを軽減する効果です。

結界の後に数字が書かれており、例えば結界1なら1点ダメージ軽減、結界2なら2点ダメージ軽減となります。

幻術士(Illusionist)クラスは、結界を持つオーラを対象にするカードが多いため、戦略の要にもなるでしょう。

なお、任意の「軽減してもよい」という表現ではなく、「軽減する」なので、ダメージを受ける際には必ず効果が発動します。

また、結界5を持っていても、1点のダメージを受けるときは1点だけ軽減して、破壊されます。

擬似的なライフとしても機能しますが、盤面にオーラをたくさん並べて戦いたい時には注意が必要です。

特化 (Specialization)

「特化(Specialization)」を持つカードは、ヒーローが指定されているの場合にのみデッキに入れることが可能。

指定のヒーローとの組み合わせ時のみ使用できる制限はありますが、ヒーローとの相性が良く、ヒーローの性質を最大限に活かせるような効果を持ちます。

強力な効果を持つカードが多いので、積極的に活用してみても良いでしょう。

腐解 (Decompose)

「腐解(Decompose)」は、自分の墓地の大地・カード２枚とアクション・カード１枚を追放すると、追加効果を得られるキーワード効果。

大地の真髄を持つヒーローのヒーロー効果を活かすための準備としても役立ちます。

腐解を持つカードを多用して、大地のカードが追放ゾーンに十分に溜まったら攻めに転じる戦略を取ることができるでしょう。

ブースト (Boost)

ブースト(Boost)は機械術師にみられる能力で、追加コストとして、デッキの一番上のカードを追放してもよく、それが機械技師のカードであった場合に続行を得ます。

機械術師の高い攻撃力をサポートする能力の一つでしょう。

機械術師クラスのデッキでは条件を満たしやすいですが、汎用カードをデッキに多用する場合には注意が必要です。

賭け (Wager)

「賭け(wager)」は、攻撃がヒットするかどうかによって勝ち負けが決まる能力。

賭けに勝った場合はトークンの作成などカードに応じた効果を得られます。

「ベッツィ」のヒーロー効果は、コストを支払うことで賭けに勝つ確率を高めるので、賭けをよく使う戦略と相性が良いです。

賭けに勝って生成したトークンを有効に活用すれば、戦いを有利に展開することができます。

賭けに負けた場合は相手にトークンが作成されるので、タイミングには注意しましょう。

まとめ

この記事の内容をまとめます。

Flesh and Bloodには、効果や能力に関するキーワード能力があり、場合によっては効果の説明が省略される形でテキストボックスにキーワードとして記載されます。

キーワード能力には様々な種類がありますが、それらを把握しておくことでゲーム自体を迅速に進めたり、キーワード能力を最大限に活用したプレイが可能になったりします。

キーワード能力と出会って分からないものがあった場合は、ぜひこの記事を振り返ってご確認ください。